技術ふれあい’98 | |
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■技術開発の背景
道路補修に伴いマンホールと路面間に段差が生じる。このまま放置しておいたのでは、歩行者・自転車の転倒、自動車の走行、除雪作業時のブルドーザによる上蓋の引っかけなどの事故発生につながる。しかし 従来のマンホールは、掘り起こし作業を行わなければならず、多大の費用と工事期間を要していた。当社では、掘り起こし作業を必要とせず、しかも簡単な調整のみで段差解消(高さ・傾き)ができる調節式マンホールの開発を行った。
■技術開発の内容
開発した製品は、ふた[1]、内枠[2]、外枠[3]で構成されている。高さ・傾きの調整は、4組のボルト、ナット([4]、[13])で調整することができる。外枠と内枠の間に生じた隙間には、車両などの高荷重を支えるためのライナー[5]を挿入し、ボルト、ナットで締め付け固定する。
なお、本技術開発は工業試験場との共同開発により実施し、強度解析、試験などの各種性能試験が行われ、JIS基準を全てクリアした。
■製品の特徴
(1) 高さ調整範囲6p、傾き調整範囲3°が可能(8件の特許を出願)
(2) 調整には、マンホールの掘り起こし作業が不要
(3) 全ての調整作業は、マンホールの内側からでき、短工期を実現
(4) 初期施工時には、モルタル工事が不要
■今後の展開
1.実証化のため、国道・県道での埋設テストを実施中(高松町に3個、金沢市に3個埋設)
2.製品コストの低減と量産技術の確立及び品質保証体制の整備
3.大口径の電気通信用や軽荷重の農業用調節式マンホールの試作開発
代表者名 | 代表取締役 竹田 信夫 |
住所 | 〒929-1213 河北郡高松町字長柄町ソ86−6 TEL 076-282-5651 FAX 076-281-3112 |
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