平成20年度研究外部評価(事前評価)
整理番号 | テ ー マ 名 | 評価点 | 総合評価 |
08−P4 | 耐火断熱れんがの高品質化と環境低負荷製造技術の開発 | 15.8 | B |
研究期間 | 平成21年度〜平成22年度(2ヵ年) | ||
研究概要 | 珪藻土れんが業界では、能登珪藻土に数%硫黄分が含まれているため焼成過程で発生する亜硫酸ガスの環境対策や、原料が天然であるために珪藻土れんがの品質安定化の課題がある。これらの課題解決を目的に、排煙中の亜硫酸ガス濃度を50%以下に低減させ、再加熱収縮率を2%以下に抑えた耐火断熱れんがの製造方法の確立を目標とする。 | ||
外部評価委員のコメント |
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・一番良いのは排煙脱硫装置の設置と思います。 | |||
・特になし。 | |||
・能登の珪藻土の埋蔵量は膨大。優れた技術が開発されれば地域経済の活性化に大いに貢献できる。当該研究の成功を大いに期待したい。また、検討されている研究課題は他分野への応用可能と思われる。 | |||
・Ca源をカキガラからとったらよい(地産地消)。 ・達成にはいくつか確認ポイントがある。(強度、レンガとしての物性の変動はないか)→できれば商品価値が上がる想定目標があればなおいい。 |
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・環境問題解消ならびに能登地域の産業振興という面で研究開発の必要性がある。又、技術の実現性もあり、成果の発展性もあると思われる。 | |||
・業界としては、この課題により、近隣の住民への配慮として活用出来、新しい用途への展開へつなげたい。 | |||
・脱硫は石炭での実証例を参考に。 ・Caは是非かき殻を利用していただきたい。 |
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・珪藻土の本来の特性を損なわない視点を保って脱硫の研究を展開して頂ければと期待しています。 | |||
・地域の原料を利用したとり組みであるが、現在は、使用領域が限られている。この有用資源を積極的にとり組むべき重要なテーマである。 ・用途の拡大も含めて主要テーマとしてとり上げていただきたい。 |
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・目標、成果の予想は可能であるが、コスト面を考慮して研究を進めて下さい。 |